思い出の品が片付けられない時あなたならどうす?後悔しないための思考と処分方法

片付けを進めていくと最終的に問題になるのが、思い出の品を手放す難しさではないでしょうか。本や服なら買い直すことが出来ますが、思い出の品は世界にひとつだけしかなく、それでなければ意味がありません。

しかし、思い出の品をすべて持ち続けているのも現実的ではありませんし、収納スペースなどが思い出の品で溢れかえっていては、今後の生活にも支障をきたしてしまいます。

そこで今回は思い出の品の片付けかたについてまとめてみました。

思い出の品はどうして片付けられないの?過去と関係する繋がりとは

ある調査による「片付けられない物ランキング」で1位写真・アルバム、2位ファッション小物、3位プレゼント品という結果でしたが、なんとじ10位までに手紙・メッセージカード・マンガ・ノート・手帳・日記がランクインしていました。

そのことから片付けられない物は、写真や手紙、日記など昔を思い出す品です。また、思い出は自分ひとりだけで作られたわけではなく、家族・友人知人を含めた思い出の品なのです。

思い出の品を手放すということは、思い出と一緒に記憶から消し去られるのではないかと不安になってしまいなかなか手放すことが出来なくなってしまいます。

片付ける前に記憶を整理するのが一番!思い出の品に写る残像とは

思い出と一言で言ってもそれぞれ感じ方が違うと思いますが、脳に刻まれたなぜか消し去ることが出来ない記憶が残像となっているのが思い出ではないでしょうか。

そうなると物があるから思い出の品ではなく、記憶に残っている残像が思い出の品ということになります。そのように理解すると片付けは物ありきではなく、記憶を整理することが大切だとわかります。

記憶を鮮明に思い出し、その思い出の品が登場しないのであれば、いらないものと判断できます。捨てるだけを優先しているとどうしていいのかわからなくなりますが、考え方次第でなんとかなるものです。

思い出の品を片付けられない本当の正体と10倍早くする方法

片付けが苦手という人の共通点は、なかなか物が捨てれないという問題を抱えています。それではどうして物が捨てれないのでしょうか。それには3つの真理効果が働いているとされています。

1:選択回避の法則

人は選択肢が多くなると物を選べなくなります。

2:損失回避の法則

人は手に入れる喜びよりも失う怖さの方が大きく感じます。

3:保有効果

一度所有した物により高い価値を感じてしまいます。

以上の3つの法則が働くと人は現状維持となってしまい、今まで通りに物を所有し続けてしまいます。これを回避するには捨てるものを選ぶのではなく、大切なものやいつまでも手元に残しておきたい物をピックアップしていきましょう。

そうすることでチョイスしなかった物は不要な物と判断できて、記憶の整理とあわせてやることで10倍片付けが早くなるかもしれません。

まとめ

思い出の品を片付けるのはそう簡単なことではありませんが、考え方を変えることで思い出の品の見方も違ってくるかもしれません。参考にしていただければ幸いです。