片付けられないのはあなたのせいじゃない!?大人の病気が抱える心の闇と治し方とは
片付けられない、整理整頓が苦手という人は意外に多く、毎日少しずつ片付けることができません。周りの大人からは出したものを元に戻すだけとアドバイスされますが、どうしても放りっぱなしになってしまいます。
郵便ポストに溜まっているチラシやパンフレットも処分するものと残しておくものの区別や、しまう場所の判断がつかずに先延ばししてしまい、気づけば部屋はものに占領されることに、、、意を決して片付けようとしても別のことに没頭してしまうこともあるようです。
これは本人の性格だけでなく何か病気にも関係しているのでしょうか?そこで今回は片付けられない病気と治し方についてまとめてみました。
大人が片付けられないのは自己管理不足?誰にも気づかれない病気とは
「片付けたいという気持ちはあっても片付けられない」「余計に散らかしてしまう」「他に気を取られて進まない」など片付けられないといっても意志があるのかないのかで大きく意味が違ってくるのではないでしょうか?
意志はあるのに片付けられない場合は何らかの問題や病気を抱えている可能性があると考えたほうがいいと思います。例えば以下にあるようなことが当てはまればADHD(注意欠陥多動性障害)かも知れません。
部屋が散らかっている・食べっぱなしや脱ぎっぱなし・探し物が多い・散らかっているのを見るとイライラする・色々な用途のものが混在しているまたその他の傾向として忘れ物が多い・目新し物が好き・中途半端・先延ばし・ケアレスミスが多い場合はADHDの可能性が高いです。
ADHDは集中力・活動性・衝動性・多様性などをコントロールしにくいことが特徴で発達障害のひとつに位置付けられています。ADHDの人の脳は新しいことを思いつきやすくフル回転状態でやりたいことは即実行に移す結果、注意が散漫になりがちです。
このようにADHDの特性ゆえに片付けられないことになりやすいです。
永遠に片付けられないのはしょうがない?自分を責める前にやるべき治し方
片付けられないことが精神疾患等の原因であるとしたら、心療内科や精神科などで医師や専門家の治療を受けてみるのもいいかもしれません。通院が必要な時は助成を受けられる場合があるので、お住まいの市区町村の窓口に相談してみるのも忘れてはいけません。
病院を受診するかの判断の目安は二次障害があるかどうかです。うつ状態や著しく自尊心が下がってしまうような場合は検査を受けて医師や専門家に判断してもらうことも解決策のひとつとして考えられます。しかし診断名が出るほどでない方も多くいると思います。そのような場合は具体的な療養や投薬の方法があるわけではないので、同じ境遇に置かれた方の交流会やカウンセリングを受けてみるのもいいかもしれません。
まとめ
片付けられないといっても、ADHDなどのいろいろな障害のために片付けられない人がいます。世間的には認知されていないために怠け者と思われてしまうのは本人にとってとても辛いことです。病気のことを理解することができれば違ったアプローチができるのかもしれません。