遺品整理は業者に依頼するのが一番良い!?罪悪感からなかなか進まない時の心構えとは
遺品整理を行う時は処分していいのか、迷いや罪悪感に心が包まれてしまいます。ご遺族で遺品整理を進めようとしても、亡くなった方の物を無断で処分しようとしている、または使っていた様子が思い出として蘇ってしまう場合が多いと思います。
気持ち的には遺品整理をすることで故人と向き合うことができるとわかっていても、区切りをつけるには時間が必要だったり、先延ばしにしてしまうことだってあります。
そこで今回は遺品整理における罪悪感や心構えについてまとめてみました。
遺品整理がなかなか進まないのは気持ちの問題?罪悪感を覚える訳とは
遺品整理が進まない理由として時間や労力の他に、精神的な要素がはるかに多いみたいです。その理由とはどういったことなのでしょう。
気持ちの整理がついていない
罪悪感に包まれてしまう原因として、気持ちの整理がついていないことが挙げられます。特に突然の訃報の場合はショックのあまりなかなか立ち直ることが容易ではありません。現実を受け止めようとするあまり、うつ病などを発症する場合もあります。
故人の意向がわからない
離れ離れで暮らしていると故人がどのように暮らしていたのか分からなかったり、大切にしていた物も知る由がありません。ここ数年で生前整理が認知されて遺言書やリストを残す人も増えてきましたが、それらを実行する前に亡くなってしまった場合は故人の意向がわからないので、処分することに罪悪感を感じてしまいます。
形見分けをしていない親族がいる
親族が集まることが難しく形見分けのタイミングが見つからない時などは、故人が譲りたいモノを約束している場合もあるかもしれないと思い、処分をためらってしまうパターンもあります。また、形見分けをしないで処分してしまうと、後から親族から非難されるなどトラブルの原因となります。
どのように処分していいのかわからない
故人の遺品には様々なモノがあり、愛用していた小物からコレクションまで数多くあります。それらを処分してしまうのは故人に対して申し訳ない気持ちになってしまうものです。そして神棚や仏壇などはバチが当たりそうで罪悪感をかなり抱えてしまうようです。
後悔しない遺品整理をするための心構えと罪悪感を軽減させる方法
あなたの大切な人が亡くなった時は、遺品を処分することは簡単な作業ではありません。ここはまず気持ちを整理して、なんのための遺品整理、誰のための遺品整理なのかを考えてみましょう。
遺品整理だからといってすべてを処分する必要はありません。遺品が多い場合はどうしても処分するモノから取り掛かりがちですが、まずは保管スペースを考えた上で故人を感じられる(残しておく物)からはじめてみましょう。
そうすると食器や本、衣類などの大半は処分できる他、徐々にスペースもできてくるので遺品整理もやりやすくなってきます。
そして大事な心構えとしては、処分できずに残していれば将来あなたのお子さんやお孫さんがあなたの代わりに処分しなくてはならないことです。それでしたら今あなたの手で遺品をどうするのか決められるのが何よりの故人にとっての供養になるはずです。
また、最後まで遺品整理をするのか、それとも大切な遺品だけをあなた自身で探して残りを遺品整理士に依頼する、もしくは最初から依頼するといったことも大切なポイントです。
まとめ
遺品整理は故人の気持ちを尊重するあまり、処分することにどうしても罪悪感が生まれてしまいます。こんな時は故人がどうしたいのかという気持ちを考えてみましょう。それはあなたがこれからも明るく楽しい毎日を送って欲しいという願いかもしれません。